猫の日常を動画で垂れ流すノルウェー公共放送の「Alltid katt」が最高

2020.04.05動画

引用:https://www.nrk.no/alltidsammen/

新型コロナウイルスの影響で不要不急の外出自粛が求められていますが、ちょっとした外出も控えていると近所で見かけていた外猫さんとも会えなくなってしまい、少し寂しい思いをしています。
リモートワークを猫に妨害されるといった話題を目にするたびに、あぁ羨ましいな…という気持ちで溢れるのですが、猫と暮らせる家に引っ越したいといっても、今は時期的に難しいですよね…。
そんな中、ノルウェーの公共放送が室内で暮らす猫の様子を延々と垂れ流すストリーミング配信を始めたんです!

いつも猫と一緒に

番組名は「Alltid sammen」といって、Google翻訳によると「いつも一緒に」という意味だそうです。今回の猫の配信以前からライブ配信を行なっているネット番組で、元はノルウェー公共放送(NRK)の音楽番組から派生したものみたいですね。

そして、ノルウェーでも新型コロナウイルス対策が色々と取り組まれている状況において、自宅で過ごす市民のために始められたのが「猫の日常の垂れ流し」でした。

引用:https://www.nrk.no/alltidsammen/

サイトを訪れてみると、室内に設置された定点カメラに映り込む猫の姿が…!
なんでしょう、このそのまんまな感じ…。姿が見えづらい時も多々あります。
まさに垂れ流し…。

でも、それが番組名にもあるように「いつも一緒に」感を醸し出すのだろうなと思いました。

なお、猫は数あるうちの1つにすぎないようでして、時間によっては流れる映像が切り替わります。いや、猫を見ていたいんだよ、という人には「Alltid katt」というボタンが用意されていて、こちらを押して流れる映像を「猫だけ」にすることも可能です。(※猫の配信が行われていない時間帯もあります。)

引用:https://www.nrk.no/alltidsammen/

ちなみに、Google翻訳によると「Alltid katt」とは「いつも猫」という意味でして、番組名を踏まえると「いつも猫と一緒に」ということになるかなと思われます。なんて素晴らしいんでしょう。

ノルウェー公共放送のスローテレビ文化

こちらの配信を行なっているノルウェー公共放送といえば、いわゆる「スローテレビ」で日本でも話題になったことがあります。スローテレビとは、Wikipedeiaによると、以下のように定義されています。

スローテレビ(英語:Slow television)は、ありふれた出来事を長時間にわたり放送するテレビ番組の形式の一つである。この名称は放送時間が長時間にわたることと、番組が自然でゆるやかなペースで進行することに由来する。

引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

あえて乱暴な言い方をすれば、ここまで文中で何度も用いている「垂れ流し」番組ということでしょうか。私が知っていたのは「焚き火の垂れ流し」でした。テレビで放送された12時間にも及ぶ長時間番組で、そのうち8時間はただただ薪が燃えるシーンだったそうです。

この番組が20%超の視聴率を獲得したというのですから驚きましたが、「焚き火」を侮ることなかれ。その後も世界各地へと炎の輪を広げ?、あのNetflixも焚き火番組を毎年配信したり、

近年はYouTubeでも多数の焚き火動画が公開され、人気が高まっているそうです。ASMR人気の影響があるみたいですね。

ちょっと焚き火の話が長くなってしまいましたが、焚き火に興味がある方は有名なネットメディアの記事で紹介されていますので、ぜひそちらをご確認ください。

ただこちら。
2013年のGigazineさんの記事では「焚き火(暖炉)×猫」という素晴らしい動画が紹介されていました!これは是非共有させていただきたいと思います。

リモートワーク中にもおすすめ

話がだいぶ「焚き火」に寄ってしまいましたが、前半でご紹介したノルウェー公共放送の「Alltid katt」。ナレーション等も入っておらず、ドラマティックな展開が用意されているわけでもありませんので、自宅でのお仕事中にBGMとして垂れ流しておくのもおすすめです。音楽番組にルーツがあるとのことで、おそらくノルウェーで人気の楽曲と思われる音楽が流れ続けています。

猫が気になって仕事が捗らない、という可能性も否定できませんが、ストレスがたまりやすい今の状況において、少しでも「猫がいる」かのような気分に浸っていたいなと思う次第です。

Posted by necotoneco